ベスト8 EYES
全日本大学野球選手権大会
2014-06-15
決勝
神奈川大学vs東海大学0 - 2
この試合、正直ここがポイントというものを見つけられない試合だった。
あえていうなら、チャンスで1本出るか出ないかの差が試合の勝敗を分けた。この試合東海大が勝利したが、神奈川大もチャンスが全くなかったわけではなく、どちらが勝利してもおかしくない均衡した決勝に相応しい好ゲームだった。
この決勝戦でランナーを返す重要な役割を果たしたのが、東海大の大城(卓)だ。この日の東海大の2点とも、この大城(卓)のタイムリーヒット。さらに3安打猛打賞と、ここ一番の試合で勝負強さを見せ、この大会の最高殊勲選手に選ばれた。大城(卓)はさらに首位打者に輝き、東海大のクリーンナップの重責を見事に果たした。
実は試合とは直接関係ないが、もう一人取り上げたい選手がいる。
神奈川大の背番号13 鈴木郁巳だ。ベスト8からの3試合での出場はなかったが、何故取り上げたいかというと、球場全体に聞こえる程の通る声で、常にチームを鼓舞していたのだ。声自体はトーンが高く、お笑いのアメリカザリガニの柳原さんに似ていて、その声だけ聞いていると本当にそっくりで笑ってしまいそうだが、自分の声の特長を最大限に活かし、チームを盛り上げ自分の役割を全うしていた。
鈴木のような選手がいるかいないかで、チームの雰囲気はガラリと変わるものであし、その声はピンチの場面などでも暗くなりがちな雰囲気を打ち消す強い力を持っている。試合には出なかったが、この大会非常に目立っていた選手の一人だった。鈴木には是非レギュラーを掴み取り、常にフィールドからチームを盛り上げる存在となり、秋の神宮大会でフィールドに立つ鈴木を見てみたいと思った。
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