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ベスト8 EYES

全日本大学野球選手権大会

2014-06-14

準決勝

創価大学vs東海大学2 - 7

 

東海大学の強さをまざまざと見せつけた試合だった。

序盤は、創価大ペースで試合は進んだ。しかし、東海大が5回裏に一気にたたみかける。 東海大の足を絡めた攻撃が見事だった。

この試合のポイントとして、その5回裏の渡邊の三盗を挙げたい。

2点ビハインドで迎えた5回裏、東海大は先頭打者が倒れるも渡邊が内野安打で出塁する。 その渡邊は、次打者臼田の4球目に盗塁を決めてワンアウトランナー2塁とする。

ここまでは、何らごく普通のプレーだったが、次の5球目にすかさず3塁への盗塁を決めたのだ。この盗塁が試合のポイントだったように感じた。2球で1塁から3塁まで進んでしまったのだ。この時点でまだ点は入っていないし、仮に渡邊が帰ってもまだ1点ビハインドであるが、試合の流れ、そして球場内の空気が少し変わったのを感じた。その位、衝撃を与える盗塁だったように思う。

その後、東海大は臼田が四球を選んだあと、1年生の9番下石がライト前へタイムリーヒットを放ち1点差に、その後もエンドランを2つ絡めることで、この回5点を奪い一気に試合の主導権を握ってしまったのだ。

4回裏を終わった時点で、東海大はノーヒット。ランナーもエラーと四球で出した2人だけ。しかも、その貴重なランナーを牽制で刺されるなど創価大に完全にペースを握られているように見えたが、チャンスと見るや足を絡めて相手を揺さぶり一気にたたみかける攻撃は本当に見事だった。

6回以降も、盗塁などをしかけて効果的に追加点を奪い、終わってみれば7-2と完全に試合を支配した。しかし、よく見ると安打数は5本。 例え安打がでなくても、他の戦術で相手を追い込んでいく、対戦相手にとっては恐ろしい程の東海大の底力を見せつけられた試合だったように思う。

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