ベスト8 EYES
明治神宮大会(高校)
2013-11-18
ベスト8
日本文理高校vs龍谷大付平安高校6 - 5
この試合、安打数に関しては龍谷大付平安が13本と勝利した日本文理を大きく上回った。エラーは、お互い2つずつ。前日の2試合ではエラーが試合を左右したが、この試合では四死球が試合の勝敗を分けた。
四死球に関しては、龍谷大付平安が日本文理の倍の6つの四死球を与えてしまった。またその四死球を日本文理はことごとく得点に結びつけて行った。5点を奪った3回表の日本文理は3つの四球を選び、それを確実に得点に結びつけている。さらに7回も死球がきっかけで勝ち越しに成功している。
そんな中この試合のポイントは、7回表の日本文理の1番竹石が受けた死球を挙げたい。
この死球で竹石は担架で運ばれ、負傷退場してしまう。リードオフマンの退場に、少なからずチーム内では「なんとか竹石のためにも勝とう」という意識が芽生えたはずだ。実際にそのような空気を感じたのも確かだ。その代走のランナーを送りバントで2塁へ進め、3番小太刀のライムリーヒットで勝ち越した。
そういった意味で、その他の5つの四死球とは全く意味合いが違うものとなった。
四死球は場面や得点差によって、どうしても出てしまうものだが、エラーを含め自ら相手にチャンスを与えることになってしまう、これらのプレーをどれだけ減らせるかということだけでも、勝つ可能性がぐっと上がるとうことを教えてくれた。
明治神宮大会、東京都秋季大会も含め、エラーや四死球が絡んだ得点が総得点のどれくらいの割合をしめているのか、集計してみると面白い結果が見えてくるのではないかと思う。それは改めてレポートしたい。
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